【笑い】というのは『緊張と緩和』
緊張と緩和の落差があればあるほど、笑いが起きやすい。
緊張と緩和というのは、常に笑いの底辺で必要になる。
笑いが起きる法則
「フリ」「オチ」「フォロー」
どういうことかと言うと。
(例)紳士がいる。その紳士が道を歩いていて、目の前にバナナの皮が落ちていた。で、バナナの皮を踏んで、すべって転んじゃった。でもその紳士は、何事もなかったかのようにスッと立ってまた歩いていった。
この場合、「紳士が歩いている」ということがフリ。オチは「バナナの皮を踏んで転んじゃった」こと。フォローというのは、「紳士が人に悟られないように、立ってまた歩き出した」ということ。
人はオチで笑っていると思いきや、実はフォローで笑っている。
フリがあって、次にオチがあって笑いが生まれるんじゃなくて、そのあとのフォローが面白いということ。漫才のツッコミもフォローの一部。
(例)彼氏が彼女の部屋に初めて招かれた。彼氏はおしゃれして来たんだけど、彼女の部屋に入ったら、靴下が破けていた。この場合は、靴下が破けていること自体が面白いわけじゃなくて、それを隠そうとする彼氏の心の中が面白いということ。これがフォロー。
キャラクターは漫才のフリになる
「フリ・オチ・フォロー」が分かった上で、漫才を作る上で最初に考えなければいけないこと、それは「キャラクター」。
キャラクターは漫才において、すべての「フリ」になる。キャラクターがないと、フリもオチも作れない。
(例)怖いお兄さんキャラがいる。その人の着メロがアニメの歌だった。この場合、フリが「怖いお兄さん」で、オチが「アニメの着メロ」。着メロが可愛ければ可愛いほど、怖いお兄さんとの落差があって笑いになる。