『紳竜の研究』 動画 書き起こし
売れるために笑いを分析する
「自分たちが誰を笑わすんや。どの世代や」と。「どういう漫才を作んのや」って言うのが1番始めに必要。
じゃあ、「どういう漫才を作んねや」って考えた時に。出来へんもんは出来へんのよ。全員ちゃうねん。笑いのパターン、才能、面白いと思うもんが。
で、さっき言うたように分析をしたら色んな笑いがあることが分かる。色んなオチのパターンがある。
自分が「面白い」って思う中でも2つあるよな。「面白いけど出来へんよ」と「これ俺と一緒や」っていう。
「これ俺と一緒や」って思ったオチのパターン、喋りのパターンが自分に1番近いのよ。
でも、その人おるやんか?ほな勝てへんやんか?だから、そんなんをいくつか探すのよ、そのパターンを。1人のタレントだけ、漫才師だけ違て。
ほんで、それをいくつか探す。そして、それは自分のできることよ?出来ひんことあかんねんで?人見ておもろいなあ思いながら「あんなん出来へんなあ」思ったらあかんねんで。
「これできる」と「俺と同じや。俺が友だち笑わしてる時のパターンや。俺が笑わしてる普段の喋りはこれやねん」って。自分に1番近い笑いの形を見つけんのよ。オチのパターンを。
ほんで、もう一個は勉強や。
今から俺らやってた20,30年前の漫才ブームがあった。あの頃やったら全然残ってるわけや、もっと前でもあるわ。40年前のレコードとかも残ってるやんか。
その時に売れてた人。ずっーと、今30年間、40年間で漫才師誰か売れてんねんからそれをずっーと全部聞け。 で、全部聞くだけ違て。「どう変わってきたんか、なにがちゃうんや」と。「おんなじなんか」。それを徹底的に調べんのよ。
売れる公式『X+Y=〇〇』
それがいつも言うね、 Xと言うのはね。自分の戦力。自分になにが出来んのか。さっきのオチの中の。どんな笑いが出来んのかって言うことを自分でまず必死に探す。
ほんでY。これは世の中の笑いの流れ。笑いはいつも変化してる。時代によって。これを研究すんの。
だから、このXとYが分かったらそこで初めて悩むんよ。「俺はなにしよ?」って「どうしたらいいんやろ?」「どうしたら売れるんやろ?」「どんな笑いを作ろ」って初めて考えなあかんのよ。
でも、このXも分からんとYも分からんと悩んでる人ばっかりやわ。ほんまに。先輩も後輩も。 だから、この公式を自分たちで作らなあかんのよ。
多分、自分らM1-二回戦とかで落ちたりしてると思うねん。これ何にも分からんと漫才してると思うねん。そんなん絶対無理。
だから、それと今の公式は絶対的なもんや。これは今喋ってもどんだけ理解できるかは分からんし、こん中で何人がXを分かり、何人がYを正しく分析するか。でも、全員は無理やと思うねん。
ほんでたぶん今世に出た、売れてる人たちは心の中でそんなもんは当たり前のようにあんのよね、売れた人っちゅうのは。みんなそうしてきてんのよ。いちいち喋らんだけで。
だから、そのX+Y。そして自分がどういう形のもん作るかって言うのを必ず、まずやる。