B&B『プロフィール』
右:島田洋七(しまだ ようしち)
出身:広島県広島市
生年月日:1950年2月10日左:島田洋八(しまだ ようはち)
出身:岡山県笠岡市
生年月日:1950年2月13日
笑いの分類『知的な笑い』/サゲの分類『へん』
【関連】笑わせ方の根底にある「緊張の緩和」と「笑いの分類・サゲの分類」
漫才『書き起こし』と『ボケの分類』
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洋七『だいたいね、数学が得意な人ってね頭のええ人多いねん』
洋八『数学?』
洋七『うん』
洋八『数学、僕得意やでほんまに』
洋七『アホなこと言うな。なんで得意やねん』
洋八『一応、商業科出て』
洋七『商業科がなんやねん、私、家政科やがな』
洋八『関係あれへんやないか、お前』
洋七『ぞうきん縫わしてみ、上手いねんぞアホ』
洋八『そんなもん縫うてる場合か。こうやってからお前』
洋七『お前上手いやないかアホ。お前正味オカマかそやけど』
洋八『誰がオカマや、ほっといたれほんまに』
洋七『ここのおじいさんが上手いねんね。コレ、ぞうきん縫うの(失礼ボケフリ)』
洋八『そう。縁側でようコレやってまんねん』
洋七『おじいさん、一つだけ分からんのが、あの針を頭でこないしまっしゃろ?コレが分からへん(失礼ボケフリ)』
洋八『皆んな、こう縫いながら頭刺すやないか』
洋七『アレは油があるから髪あるからこないすんねん。お父さんツルツルやおじいさんも、なんでこないすんねん(失礼ボケフリ)』
洋八『皆んなやるからこう』
洋七『お前、1枚縫い終わったらこんな血だらけやがな(失礼ボケ)』
洋八『どんな格好や』
洋七『「おじいちゃん大丈夫?」「何ともない!」ってもんや(失礼ボケ)』
洋八『痛いわいやそんなもん。しまいに怒るでほんまに』
洋七『そやから岡山出身は嫌いやねん。私、広島やから広島ー』
洋八『岡山はずっとええやないか』
洋七『広島なんか名前聞いただけでカッコええで、広島〜大都会やでそやけど。アンタの見ろ岡山(失礼ボケフリ)』
洋八『ちょっとめり込んでんぞ、ごっつ下の方まで、ほんまに』
洋七『知らんわそんなもん』
洋八『どんなとこまでめり込んでんねん』
洋七『だいたいね。都会と田舎の違いって新幹線の停車時間が違うねん(失礼ボケフリ)』
洋八『ほな停まる時間分かんの?』
洋七『当たり前や。大阪は都会やから5分停まるがな(失礼ボケフリ)』
洋八『まあ調べたら5分停まるわそれは』
洋七『京都が3分、広島3分、岡山2秒、少ないよ(失礼ボケ)』
洋八『なんでや。この2秒誰や』
洋七『おう、新幹線入ってきてドア開いた思たら「バッ」と閉まりまんねや、岡山でね。新幹線乗ろう思たら1人しか乗られへん。「おっ」とこう、2人目乗ろうかな思たらドア「バッ」っと挟まれて(失礼ボケ)』
洋八『アホな、どんな格好や』
洋七『ほんでこのへん傷ある人見たら、「あっ」岡山の人や(失礼ボケ)』
洋八『いや勝手に決めたらあかんよそんなもん』
洋七『自分で言うておもろいわそやけど』
洋八『やかましいわ。ボロカス言うて岡山の人もおんのに』
洋七『ええやないかそやけど』
洋八『違う。こんなとこ傷あれへんわ岡山の人』
洋七『ほんで新幹線の停まり方が違う(過剰ボケフリ)』
洋八『なにが停まり方やねん』
洋七『広島に停まるのはカッコええで。あれ岡山に停まる新幹線は、「岡山〜」こんな感じやないか(過剰ボケフリ)』
洋八『憎たらしそうにほんまに』
洋七『広島に停まる新幹線はカッコええがな(過剰ボケフリ)』
洋八『どないカッコええねん』
洋七『時速250キロで走ってきて、そのまま止まんねや「広島ーっ」(過剰ボケ)』
洋八『死んでまうでホンマに』
洋七『降りてくる人、皆んな鼻血だらけや(過剰ボケ)』
洋八『アホなこと言うな。救急車呼ばなしゃあないな』
洋七『でも広島の駅員さん親切やからね、鼻血出して降りて来て、脱脂綿丸めて「はい、どうもお疲れさんでした」(過剰ボケ)』
洋八『誰がすんねんそんなもん』
洋七『どうもお疲れさんでした』
洋八『暇人ばっかりかいなホンマに』
洋七『それから広島の人は、若くてあの規則正しい人が多いね、元気な人(失礼ボケフリ)』
洋八『ヤングの人やんか』
洋七『広島の駅降りて歩いてる人見てみお前、皆んな「広島、広島」ってこんなんよ(失礼ボケフリ)』
洋八『ほんまかそれ』
洋七『街全体、行進曲「ブェー」流れてやな「広島ー」ってこんなんや(失礼ボケフリ)』
洋八『ほなさわやかやな。こうやって歩いてるのが』
洋七『岡山駅降りてみ「岡山、岡山」(失礼ボケ)』
洋八『どういう意味やそれ。アホなこと言うなよほんまに』
洋七『俺の頭スイカかアホ』
洋八『安物のスイカやないか』
洋七『岡山だけや、小学生から総入れ歯、中学生アートネイチャー(失礼ボケ)』
洋八『言うか!どこまでいくねん、どこまで』
洋七『80のおばあちゃんでも広島なんか「広島ー」ってこんなんやアホ』
洋八『元気ええなー』
洋七『「おばあちゃん、どこ行きまんねん?」聞いたら、お寺参りー』
洋八『ちゃうやん。行けへん行けへん』
洋七『あんな元気やったらお寺参り行かんかってええねや』
洋八『おばあさん、颯爽と歩いてるやんかそんな格好やから』
洋七『すごい人やから、でも食べ物が美味いね広島は(失礼ボケフリ)』
洋八『食べるもん言うたら岡山美味しいもん有名』
洋七『なんや岡山名産きびだんご〜やてアホか。広島の食べ物〜、言えよほんなら(失礼ボケフリ)』
洋八『岡山の食べ物、有名なもん言うたら桃が有名やないかほんまに』
洋七『桃なんか嫌らしい。桃、嫌らしいわ。嫌らしいもんやんけ、桃ちゅうの、広島なんか、「もみじ饅頭!」(失礼ボケフリ)』
洋八『ちょっと待て。違うわ、そのもみじ饅頭なんとか』
洋七『「厚生大臣賞受賞、もみじ饅頭」中央市場の桃。(失礼ボケ)』
洋八『もうほっといてーな、そんなもん。ひと山なんぼか』
洋七『あかんわ広島、あ、広島ちゃうわ』
洋八『そんでええがな、そんでええねん、そんで』
洋七『名所でも広島多いからね(言葉遊びフリ)』
洋八『名所やったら有名なもんありますよ岡山でも(言葉遊びフリ)』
洋七『宮島でも有名やがな』
洋八『岡山、日本三大』
洋七『広島城あるがな(言葉遊びフリ)』
洋八『岡山城あるやないか(言葉遊びフリ)』
洋七『ほんなら広島に広島駅あるけど、岡山に広島駅あんのか?(言葉遊び)』
洋八『ややこしい言い方すなよ』
洋七『岡山に広島公民館あんのかアホ。岡山市長はおんのか、あ、おるわ(言葉遊び)』
洋八『いてるやないかお前、岡山に岡山市長いてるやないか』
洋七『いや、顔も違うしね。やっぱ広島と岡山』
洋八『顔は人間だれも十人十色や』
洋七『この顔嫌いやねん岡山。ほんま「岡山〜」ってか何となく「岡山〜」』
洋八『そんな顔したら』
洋七『うち見て「広島〜」ええ顔や。金なかってもあるみたい「広島〜」、あんた「広島〜、えっ」ちゃうわ』
洋八『このままでいけよ。「広島〜」でええねんそんで』
洋七『嫌いやわアンタ』
洋八『何が嫌いやねん』
洋七『髪の毛が嫌いやねん、こんな髪の毛』
洋八『なにがや、ええやないかこの髪の毛』
洋七『なんかダスキンみたい、もつれとんねんアホ』
洋八『触るな人の頭』
洋七『私の髪の毛綺麗でしょ?なんか「広島」って感じでなんとなく「広島」言う感じやがな。あんた見て「岡山、岡山、岡山、岡山、(失礼ボケ)』
洋八『やかましいわ』
洋七『ブツブツブツブツ、(大げさボケフリ)』
洋八『ブツブツてこれパーマかけてんねん』
洋七『最初見た時、ジャングルか思てた。この頭見たら(大げさボケフリ)』
洋八『これがジャングルに見えんのかいな』
洋七『見えるがな、小野田さーん(大げさボケ)』
洋八『いてるかーそんなとこ』
洋七『戦争終わったぞー(大げさボケ)』
洋八『ちょっとまずい言うねん』
洋七『横井さーん(大げさボケ)』
洋八『アホかお前わ』
洋七『見えるやないか』
洋八『後ろ掴むな、後ろからホンマに』
洋七『髪切ったらどうやねんそやけど(失礼ボケフリ)』
洋八『この髪切んのか』
洋七『おう、ここのお姉さんなんかね、髪短いし、ベッピンさんやからね(失礼ボケフリ)』
洋八『スカッとしてまんねん』
洋七『ええやん、角刈りだ(失礼ボケ)』
洋八『どんな頭や、女性やで』
洋七『私も初めて見たハンドバッグ持って頭角刈りちゅうのわ(失礼ボケ)』
洋八『気色悪いやんそんなの』
洋七『そのかわりお父さん三つ編みやがな(失礼ボケ)』
洋八『いいかげんにせえ』