ブラックマヨネーズ『プロフィール』
結成年月:1998年 04月
出身/入社/入門:大阪NSC13期生
(左)小杉竜一(こすぎりゅういち)
性別:男性
生年月日:1973年07月05日
身長/体重:170cm /80kg
血液型:O型
出身地:京都府
趣味:みんなとワイワイする/空手/ラグビー
出身/入社/入門:1994年 NSC大阪校 13期生
Twitter:kosugilive(右)吉田敬(よしだたかし)
性別:男性
生年月日:1973年06月27日
身長/体重:173cm /63kg
血液型:A型
出身地:京都府
趣味:読書/映画/独り言/パチンコ
出身/入社/入門:1994年 NSC大阪校 13期生
Twitter:bmyoshida
笑いの分類『情的な笑い』/サゲの分類『へん』
【関連】笑わせ方の根底にある「緊張の緩和」と「笑いの分類・サゲの分類」
漫才『書き起こし』と『ボケの種類』
【関連】ボケの種類 18種
小杉『どうも、ブラックマヨネーズです。よろしくお願いします。えー20周年ということでね。えーよろしくお願いします』
吉田『まあ、めでたいですけどもそれは』
小杉『そうですよ』
吉田『ただ僕の友だちがね、ちょっと足の骨折って入院しましてね』
小杉『あ、それはかわいそうやね』
吉田『えーこれお見舞いの方、行ったらなあかんなと思うねんけど、何を持っていってやったら喜んでくれるかなと思って』
小杉『暇やからね入院』
吉田『ええ』
小杉『携帯ゲーム機とかええんちゃう?』
吉田『あ、ゲーム機な!』
小杉『あ、任天堂DSとかPSPとか流行ってるやんか』
吉田『めちゃめちゃ流行ってるやんけ』
小杉『持っていってあげーや?』
吉田『え、でもな』
小杉『なんやねん』
吉田『持っとったらどないする?』
小杉『本かなんか持っていってあげたら?』
吉田『あ、本な!』
小杉『東京タワーとかベストセラー持ってったらええやんか?』
吉田『絶対面白いやんそれお前』
小杉『持っていってあげーや?』
吉田『え、でもな』
小杉『なんやねん』
吉田『持っとったらどないする?』
小杉『パズルかなんか持っていったら?』
吉田『パズルな!』
小杉『頭使うからクロスワードとかもええんちゃうか?』
吉田『そらまあ流行ってるよお前』
小杉『持っていってあげーや?』
吉田『え、でもな』
小杉『なんやねん』
吉田『持っとったらどないする?』
小杉『持ってへんもん言うてくれや。決まれへんがな。友だちが、じゃあ持ってへんもん教えてくれ』(裏切りボケフリ)
吉田『そういえば、夢は持ってないって言っとった』(裏切りボケ)
小杉『そういうこと言うてんのちゃうけどやな。えーちゃうやん』
吉田『地元のツレらと集まった時にもう30超えて夢持っても、まあ全然ありちゃうかって言う話はした』
小杉『ほなやったら矢沢永吉さんの成り上がりっていう本とかええんちゃう?』
吉田『何でやねん?』
小杉『あれ本でこう時間も潰れるし、夢持って成り上がっていこうって本やから、ちょうどええやんけ?』(大げさボケフリ)
吉田『ああ、それ読ましてガーッてテンション高めさしてな』(大げさボケフリ)
小杉『そうそうそうそう』
吉田『でも俺、見舞い行くの1週間後やねんけど、そん時にはもう夢持っとったらどないしよう?』(大げさボケ)
小杉『考えすぎや!34年間、夢ない奴が急に夢持てへんやろうがい』
吉田『それわかれへんやろうよ』
小杉『ほなやったらなんか手作り弁当もっていってあげーや?』
吉田『そんなん女の子が持っていくようなもんやんけ』
小杉『違う。病院のご飯ってこう味気ないやんか。そこは男の手料理「ガッ」と濃いの持っていったら喜ぶやろう』(大げさボケフリ)
吉田『でもそんなお弁当なんて持っていくところをナースの人に見られたら「ああ、あの人ら男同士付き合ってるんちゃうの?」って思われたらどうする?』(大げさボケフリ)
小杉『ほなやったら、まあ持ってく時にすれ違うナースをナンパしまくったら「ああ女好きやな」思われるやん』
吉田『でもそこを友だちに見られたら「ああ吉田、ナースをナンパするついでに見舞い来たんか」って思われるやん』(大げさボケフリ)
小杉『ほないざ友だちを見舞う時は3時間ぐらい「大丈夫か」って「ガッ」と見舞ったらええやんけ?』
吉田『3時間も話し込んでるとこをナースに見られたら「ああ、あの人らやっぱり男同士付き合ってんねんな」って思われるやろ』(大げさボケフリ)
小杉『ほな見舞いの帰りにすれ違うナースをナンパしまくったら「ああ、女好き」ってなるやんけ』
吉田『そこを友だちに見られたら「ああ吉田、俺と3時間も喋ってくれたのは、ナースの早番と遅番の交代を待つためやったんか」』(大げさボケ)
小杉『考えすぎや!誰が長時間の見舞いでナースの遅番と早番の交代待つ思うねやねん』
吉田『そうとしか考えられへんやろ』
小杉『そうとしかってことはないやろう』
吉田『あ?』
小杉『ほなやったら、千羽鶴持っていったれや?』
吉田『千羽鶴って、、』
小杉『千羽鶴なんてね。あんなもんもう、見舞いの象徴、THE見舞いやんけあれ。それガサッ持ってった喜ぶやろ?』(大げさボケフリ)
吉田『いや、俺鶴千羽も折ったことないし、先に俺の肘が壊れてまうんちゃうんか?』(大げさボケフリ)
小杉『じゃあ、1回に100羽ぐらい折って、10回に分けて持ってったらええやないかい?』
吉田『なんで俺、千羽鶴をローンで払っていかなあかんねん』(大げさボケフリ)
小杉『ほな500羽折れや、300ぐらい折ったるわ』
吉田『残り200どうすんねん?』(大げさボケフリ)
小杉『800ぐらいあったら千に見えるやろうが』
吉田『そんなん持っていって、もし俺より先に誰かがちゃんとした千羽鶴持って来てたら「あれ?吉田の千羽鶴なんかちょっと短ないか?」って思われるやろ』(大げさボケ)
小杉『えー』
吉田『そこから急いで折ったって失った信用は取り返せへんぞ』(大げさボケ)
小杉『そやったら、もう本物の鶴持っていけー!』(リアルボケフリ)
吉田『何言うてんねん?』
小杉『折り紙で千羽できひんかったら、本物の鶴を一羽持っていって誠意見せるしかないやろう』(リアルボケフリ)
吉田『本物の鶴なんかどこいったら捕まえられんねん?』
小杉『やったらあかんけど、北海道に仕掛けてたら一羽ぐらいパカッと捕まえられるんちゃうんかい?!』(リアルボケフリ)
吉田『お前、鶴が実際に日本にいてる滞在時間の短さ見くびんなよ』(リアルボケ)
小杉『なにで怒られてんねん俺』
吉田『あんなもん日本の鳥みたいなイメージやけど、世界中の渡り鳥やぞ。俺が北海道行ったときに捕まえられる確率なんてめちゃめちゃ低いやろう』
小杉『ほなやったら白い鳩に色塗って持っていけー!』(自虐ボケフリ)
吉田『おい、どういうことやねん?』
小杉『白い鳩を捕まえて、目の周り黒く塗って、頭真っ赤にして「はい、鶴や」って持ってったらええやんけ?』(自虐ボケフリ)
吉田『それ持っていった時に「フルッフー」って鳴かれたら何て言ったらええねん』(自虐ボケフリ)
小杉『この鶴、鳩みたいに鳴くやん!』(自虐ボケフリ)
吉田『お前、俺の友だちバカにしてんのか?』
小杉『え?』
吉田『鳩みたいな形した鳥が「フルッフー」って鳴いたら、それはもう鳩やろう?!』(自虐ボケフリ)
小杉『そやから言うてお前がこう動揺みせたら部屋中に「うわっ、あれは鳩なんじゃないのか」って言うハト感が充満するから、』(自虐ボケフリ)
吉田『うわー!(小杉の顔を叩く)』
小杉『あ、痛。手出すな!手出すなや!』
吉田『なんやおいハト感って?』(自虐ボケフリ)
小杉『誰もがその鳥を鳩なんじゃないかと思う心が充満すること。それがハト感や、分からへんのかボケ』(自虐ボケフリ)
吉田『鳩に色塗って持っていって「おい、鶴持ってきたぞ」言うたらお前、俺が入院せなあかんのちゃうんか?』(自虐ボケ)
小杉『ちょうど話し相手なるやん、入院したれやほなら』
吉田『また病棟が違うやろ!向こう都会の病院よ。俺なんかちょっと山奥の病院よたぶん』(自虐ボケ)
小杉『知らんわ』
吉田『鉄格子とかも付いてる。俺の方が退院でけへんかもな』(自虐ボケ)
小杉『知らんわ。なんやねん』
吉田『お前に相談したんが間違いや』
小杉『なにがやねん』
吉田『俺はもう自分で考えて喜んでもらえる品持っていくよ』(キャラボケフリ)
小杉『じゃあ、何持っていってあげんねん?』
吉田『どんなでっかいニキビにも効く薬や』(キャラボケ)
小杉『誰も喜べへん、もうええわ。ありがとうございました』