爆笑問題『プロフィール』
右:太田 光
生年月日:1965年5月13日
出身地:埼玉県
血液型:0型
学歴:1985年 日大芸術学部演劇科中退左:田中 裕二
生年月日:1965年1月10日
出身地:東京都
血液型:B型
学歴:1985年 日大芸術学部演劇科中退
笑いの分類『知的な笑い』/サゲの分類『へん』
【関連】笑わせ方の根底にある「緊張の緩和」と「笑いの分類・サゲの分類」
漫才『書き起こし』と『ボケの種類』
【関連】ボケの種類 18種
田中『どうも、こんちわー。爆笑問題です。まぁしかしほんとね、いろんな社会問題を日本抱えてますけどもね』
太田『そうですね』
田中『最近、あの特に問題になってんのはね。安楽死とかね尊厳死の問題つーのがありましたよね』
太田『お医者さんがね。ありましたね』
田中『患者さんにね。「もうだめだ」という患者さんにね。安楽死処置をしてたという』
太田『怖いですね』
田中『これがねー。賛否両論あるわけですよ。罪なのか罪じゃないのかってね。他にも色々あってね、あのガンの告知の問題があるんですよ』
太田『そうそうそう』
田中『これは実際のがんの患者さんに「あなたはガンです」とはっきり言った方がいいのか言わない方がいいのか』
太田『日本じゃ言わない方が圧倒的に多いみたいですけどね。でもどうですか?私なんかね、もし自分がガンだったらね、はっきり言ってもらいたい方ですね』
田中『あっそう?言ってほしい』
太田『「あなたはガンであと半年の命だ」とはっきり言ってもらった方が気持ちとしてもスッキリしますね』(自虐ボケフリ)
田中『でもね、今ねこうやって言ってるけど実際言われてごらんお医者さんに。絶対取り乱すよ、普通ねー』
太田『いや、結構ね。落ち着いてますよ』(自虐ボケフリ)
田中『落ち着いてる?』
太田『先生。はっきり言っていただいて、ありがとうございます』(自虐ボケフリ)
田中『ああ、そういう風に言えたら立派だね』
太田『ところで先生。助けてください』(自虐ボケ)
田中『ビビってんじゃねーか、めちゃくちゃよ』
太田『(タバコを吸う)』(自虐ボケ)
田中『タバコを吸うな馬鹿野郎。ごまかしてんじゃねーかそんなもの』
太田『死にたくありません』(自虐ボケ)
田中『やかましい。弱いだけじゃねーか』
太田『全然堂々としてる』
田中『全然、堂々としてねーよそんなの。まあいや、しかしね。今の世の中ね、ほんとあのいろんな怖い事件とかびっくりするような事件が多いですね』
太田『うん』
田中『特にここ2、3年は誰も予想だにできないような事件が多いんですよ』
太田『予想外の事件が多いですね。今年もまだ半年ぐらいでしょ?』
田中『ええ、ええ』
太田『これからこの先、何が起こるかはわかんないですよ。日本なんて。誰もに予想もしないような』
田中『そうそうそう』
太田『意外な事件、』(失礼ボケフリ)
田中『意外な事件絶対起きますよ』
太田『ムツゴロウさんが飼ってた動物全部殺しちゃったりとか』(失礼ボケ)
田中『それ意外過ぎんだろ。そんな予想だにしない事件起きるか』
太田『飽きちゃったんだよねー』(失礼ボケ)
田中『誰だそれはお前』
太田『本当は動物なんて全然好きじゃなかったんだ』(失礼ボケ)
田中『絶対言わねーわそんなこと』
太田『犬なんてどこが可愛いんだ』(失礼ボケ)
田中『いや、あんた散々可愛がってたじゃねーか』
太田『人の顔、ペロペロペロペロ舐め上げて』(失礼ボケ)
田中『やかましい』
太田『そんなやつだったのかみたいなね』(失礼ボケ)
田中『絶対にありません、そんなことは』
太田『あるかも知んない。分かんないですよ』
田中『まぁしかしね。ムツゴロウさんよくあのテレビでね。皆さんも見てると思いますけど。あの人って動物と会話ができるって話でしょ?』
太田『言ってますけど、どうなんでしょ?』
田中『もし、でも本当に動物と話ができたら羨ましいと思いません?』
太田『そりゃ嘘だと思いますけどねぇ』
田中『でもね。あの今ねいろんな機械がどんどん便利になってるじゃないすか?そのうち21世紀とかなって動物の言葉を翻訳できる機械とか発明されたら』
太田『そしたら楽しいでしょ。ペット何考えてるか聞いてみたい気がしますよ』
田中『聞いてみたいですね。ペットと会話とかしたいでしょ?』
太田『子どもなんか喜んじゃったりして。お父さんが娘のお土産に買ってきてね』
田中『買ってきてね』
太田『「美智子、動物の翻訳機買って来たぞー」なんて。そうすっと、じゃあポチの言ってることなんて言ってるか聞いてみましょうよ』
田中『犬飼っててね』
太田『「いつも散歩に連れてけ」とか言ってんだろーな』(裏切りボケフリ)
田中『いつも「キャンキャンキャンキャン」言ってるから』
太田『で「ポチー」なんて「ハアハアハアハア」』(裏切りボケフリ)
田中『来るわけだ、ポチが』
太田『ポチにつけてみた「ガチャ。美智子、一発やらしてくれよ」』(裏切りボケ)(下ネタ)
田中『ちょっと待てよお前』
太田『家族中が引くようなこと』(下ネタ)
田中『嫌だろうが、一家団欒がめちゃくちゃじゃねーか』
太田『やっぱりね、あのタマにしましょう』
田中『猫も飼っててね』
太田『タマはきっと甘えてるだけなのよ』(裏切りボケフリ)
田中『いつも「ニャーニャー」って』
太田『「タマー」なんつって「ガチャ、ジュウセイの問題について皆さんの意見を、』(裏切りボケ)
田中『嘘をつけ!そんな猫いるか』
太田『タマ、頭いいんだねー』(裏切りボケ)
田中『関心してる場合じゃねえだろ』
太田『そのうち小方の翻訳機とかもっとちっちゃいのまで出てきて』
田中『あ、もっと小ちゃいのができて?』
太田『昆虫にもつけれるようになるんです』
田中『あ、虫が何言ってるか分かるようになるわけだ』
太田『夏なんかセミが鳴いてたりして』
田中『鳴いてますね』
太田『セミってなんて鳴いてるんだろう?』(リアルボケフリ)
田中『これ興味あるな』
太田『ちょっと聞いてみようかな。「カチャ」私はあと3日の命です』(リアルボケ)
田中『暗いな。セミそんなこと言ってやがった、ミンミン派手に鳴いて』
太田『聞かなきゃよかったな』
田中『そりゃそうですよ』
太田『だから、人間はね、あの進歩しなくていいこともあるんですよ』
田中『なるほどね。まあしかし、今ほんとね。いろんな機械がどんどん便利になっているじゃないですか。10年前だったら考えもしなかった夢の商品だと思ってたものが、今実際に売っているわけですよ』
太田『漫画の世界ですよ』
田中『ね?だからもっとこれ本当将来いくと、それこそドラえもんのポケットから出てくるような。ああいう夢の商品が出てくると思う』
太田『どこでもドアとか』
田中『どこでもドアとかあったらいいですよね』
太田『あったら欲しいですよね』
田中『欲しいですよあんなの』
太田『うちで一人でいて、腹ペコで。どっか食べに行きたいんだけど、クッタクタで疲れて』(なりきりボケフリ)
田中『疲れててね』
太田『あんな時どこでもドアがあれば「ガチャ」っと開ければそこはもう台所ですからね』(なりきりボケ)
田中『せこい使い方すな。台所行ってどうすんだどこでもドアで』
太田『こんな便利な』(なりきりボケ)
田中『便利でもなんでもねーだろ』
太田『トイレ行くにもドア』(なりきりボケ)
田中『別に行けよ、自分の足で』
太田『最近、うち狭くなったんじゃねーか』(なりきりボケ)
田中『逆効果じゃねーか。いいかげんにしろ』