かまいたち『プロフィール』
結成年月:2004年 05月
(左)山内健司
性別:男性
生年月日:1981年01月17日
身長/体重:168cm /63kg
血液型:B型
出身地:島根県
趣味:ボウリング/麻雀/卓球
出身/入社/入門:2003年 NSC大阪校 26期生
Twitter:@yamauchi0117(右)濱家隆一
性別:男性
生年月日:1983年11月06日
身長/体重:187cm /80kg
血液型:B型
出身地:大阪府 大阪市
趣味:寿司/野球/料理
出身/入社/入門:2003年 NSC大阪校 26期生
Twitter:@hamaitachi
笑いの分類『知的な笑い』/サゲの分類『へん』
【関連】笑わせ方の根底にある「緊張の緩和」と「笑いの分類・サゲの分類」
漫才『書き起こし』と『ボケの種類』
【関連】ボケの種類 18種
濱家:どうも。
山内:どうも。
濱家:ありがとうございます。
山内:ありがとうございま~す(手を振る)。(動きボケフリ)
濱家:どうも。ホンマね、手ぇ振って頂いてね。
山内:ありがとうございます。ありがとうございます(手を振り続ける)。(動きボケ)
濱家:もう、ちょっと長いんですよね。
山内:ありがとうございます(手を振り続ける)。(動きボケ)
濱家:もう、ちょっと手ぇ振るの長いねん。嬉しいのは、わかるんですけどね。
山内:ありがとうございます(手を振り続ける)。(動きボケ)
濱家:もう、今となってはお前が振ったあとにお客さんが振ってる状態なの、今。
山内:ありがとうございます(手を振り続ける)。(動きボケ)
濱家:申し訳ない。なんか無理やり振らせてしまってるみたいでね。
山内:ありがとうございます。
濱家:まあ、大丈夫です…。
山内:ありがとうございます。
濱家:はい、はい、はい。
山内:どうも、ありがとうございました(帰ろうとする)。(タイミングボケ)
濱家:何しに来たんや。帰られへんやろ、ありがとうございましただけ言うてね。よろしくお願い致します。
山内:よろしくお願いします。
濱家:皆さんも経験あると思うんですけどね僕、電車乗ってて、ご年配の方に座席を譲る時ってねちょっとだけ気ぃ遣う時があるんですよ。
山内:気ぃ遣うって、どういう事?
濱家:なんかね、声かけてみたものの相手の方からしたら、まだ、そんな年じゃないのになとか思うてたらなんかね、失礼ちゃうかなとか思うんですよね。
山内:それも、ちょっとわかんねんけどやっぱり、そういう時でもね一応、声かけて席、どうですか?って聞いてあげるのが親切ですよね。
濱家:まあ、確かにそうなんですけどね。
山内:だから、絶対、聞けるようになっといた方がいいからちょっと、今日、練習しとく?
濱家:練習?
山内:俺がお年寄りの役やるからここを電車の中やと思って声かけて、席どうですか?って言う練習。(スカシボケフリ)
濱家:その練習してたら、次から、パッと声かけれるようになりますからちょっと1回やってみましょう。
山内:あの、でもな実際に、ここを電車の中や思って、やってな。(本気ボケフリ)
濱家:この舞台上をね電車に見立てて、やりますんで皆さんも、ちょっと見といてください。
山内:見といて…。
濱家:うるさいな、お前も。
山内:電車ちゃうねんけど、実際に…。電車の中や!(本気ボケフリ)
濱家:…と思って、やるのやろ?
山内:じゃないと意味がないから。(本気ボケフリ)
濱家:聞いたよ。おじいさんで、若者で座席譲る練習ね。(スカシボケフリ)
山内:(おじいさん役で)うう~、ううっ…。う~、う~、う~、う~、う~…。うう~っ…う~、う~、う~、う~。プシューッ(扉が開く)。うう~、うう~…。
濱家:大丈夫か?
山内:うう~、うう~…。
濱家:ピンマイク取れたか知らんけどね。
山内:うう~、うう~…。
濱家:うう~、うう~…、やないねん。
山内:うう…。
濱家:うん、うん、うん、じゃなくて。思うてたより、だいぶ年いってるけど大丈夫かな?まあまあまあ、とりあえず、座席譲るんで、見といてくださいね。(スカシボケフリ)
山内:プシューッ(扉が開く)。(スカシボケ)
濱家:乗ってこいよ。ちょっと待て。おい。おい!、おい!何がしたいねん、お前。乗ってけえへんかったら座席譲る練習できへんやないか。
山内:次の電車、待ってるおじいさんやったからこの電車には乗らへんかっただけで。
濱家:なんで、次の電車、待ってるおじいさん、やんねんな。座席譲る練習、言うてんねんから乗ってきてくれなアカンやん。
山内:でも、お前は、実際に言うの?(本気ボケ)
濱家:何が?
山内:次の電車待ってるおじいさんにおい、乗ってこいやって。(本気ボケ)
濱家:言うわけないやろ、そんな事!見た事あります?関係ないおじいさん、つかまえてお前、乗ってこいやって言うてるヤツ。頭おかしいやん、そんなヤツ。
山内:実際に言うんかどうかを…。(本気ボケ)
濱家:実際やったら言わへんけど今、練習やねんから…。
山内:実際や思ってやってって俺は言うたけど!(本気ボケ)
濱家:いや、違うよ。それやったら、お前…。
山内:いや、いや、いや…。
濱家:なんやねん。
山内:俺は、実際を思ってやってなってさっき言うたよな?皆さんの前で言ってんねん。(本気ボケ)
濱家:言うたけど、言うたけどお前、乗ってけえへん、なんやねん。
山内:いやいや、いやいやいや…。実際や思うて、やらんかったらこんなもんなんの意味もないねん。(本気ボケフリ)
濱家:それやったら、お前が最初に乗ってきてくれたら…。
山内:いや、いや、いや…。なんもしてへんがな、今は。実際に、次の電車待ってるおじいさんに乗ってこいやなんかもう絶対言うなよ!(本気ボケ)
濱家:いや、言う…。
山内:まず、お前の方が年下やろ!このクソガキが!(キレボケ)う~、う~、う~…。
濱家:今、間違ってたん、僕ですか?今の。違うやん。お前が乗ってこなアカンねん。乗ってこい、まず。そう、そう、そう。それで座席譲んねん、お前に。
山内:プシューッ(扉が開く)。(スカシボケ)
濱家:どこ行くねん。どこ行くねん、お前。やれよ!、ちゃんと。
山内:いや、こう通った方が向こうのホームに近道やから。
濱家:近道するおじいさん、つかまえて座席譲るか?ほんなら。
山内:でも、お前は実際に言うのか?(本気ボケ)
濱家:何がや?だから。
山内:近道した、おじいさんにおい、おい、どこ行くねんって。(本気ボケ)
濱家:言わへんって、そんな事!言わへんけど、お前がこっちに歩いてきてくれたら…。
山内:実際に言わへんねやったら今、言うなよ!(目に指を突き刺そうとする)、っつってんねん。俺が喋ってるから話、聞けよ!(目に指を突き刺そうとする)、っつってんねん。(動きボケフリ)
濱家:話、聞けも何も…。
山内:実際、やる事だけやらなアカンやろ!(目に指を突き刺そうとする)、っつってんねん。(動きボケ)
濱家:危ないな、これ。怖いやろ!、目の前でこんなんされたら、誰でも。お前も、怖いやろこうやってやられたら(目に指を突き刺そうとする)。なんで、怖ないねん!、お前。この辺の感覚がないんか!、お前。気持ち悪いな。
山内:今、そんな話ちゃうやろ!(目に指を突き刺そうとする)っつってんねん。(動きボケ)
濱家:危ないやろっつってんねん。危ない…、何してんねん、お前。
山内:なんや?お前は。実際にやる事だけやろ。なっ?
濱家:違うよ、話聞いてや。
山内:いや、実際にやる事だけやらんかったらこんなもん、なんの練習…!っしゃー!(本気ボケフリ)
濱家:声出てへんやん。声出てへんやん、興奮しすぎて。わかるやん。(山内を車内に誘導する)こう、こうや。左曲がれ、左に。左曲がれ、左曲がれ。「左曲がれ」言うてんねん。左曲がれ…。おい…、おい!「左曲がれ」言うてんねん、お前。出足、チョロQか、お前。おい、左や言うてんねん。ちゃんとやれよ。おじいさんもし、よかったら…。
山内:(他の席に座る)(スカシボケ)
濱家:空いてたらアカンやん!お前、座席空いてるのに自分の席譲るヤツおるか?なあ。「むにゃむにゃむにゃ」ちゃうねんお前。入れ歯、合うてへんのか知らんけど。聞こえてへんのか?聞こえてへんのやったらこの耳いらんな、もう。聞こえへんのやったら、ブチッして窓にポーン放ったるわ、お前。
山内:そんなん、実際にすんの?(本気ボケ)
濱家:するわけないやろ、お前。
山内:横に座ったおじいさんの反応なかった時「聞こえてへんな。この耳いらんな」ブチッちぎってポーンやって、やんの?(本気ボケ)
濱家:お前、知らんおじいさんにそんな事したら頭おかしいやろ、俺。
山内:知ってるおじいさんにやっても頭おかしい。(本気ボケ)
濱家:わかってるわ!そういう問題ちゃうねん。そうや。ホンマ、説明するわ。やってほしい事1回、説明するから。
山内:実際おんの?こんなとこに!(本気ボケ)
濱家:何がや!
山内:お前は、電車のドアの開いたこんなとこ、おんの?(本気ボケ)
濱家:どこや、それ!
山内:おんのやったらお前、席譲ってる場合ちゃうやん。(本気ボケ)
濱家:ここやったら、わかるけどここって、どこ?
山内:もう、溶接の段階から入ってるよ。(本気ボケ)
濱家:おったとしたらね。
山内:なんで、誰も助けへんの?(本気ボケ)
濱家:助けへんのちゃうねん。
山内:ちゃんとしてや!(キレボケ)
濱家:おい、お前が言うか?それを。「ちゃんとしてや」を。
山内:(電車に乗ってくる)
濱家:左曲がれ、おい。「おじいさんここ、僕座ってましたけど譲りますんで、座ってください」
山内:ああ、いいですか?すいません、どうも。
濱家:これで良かったんすね。次から、こうやって座席…。
山内:ああっ…!あ?ああっ、イタタ…。うわっ、うわっ…。うわあーっ!あっ…。(床に倒れる)
濱家:おい。もうええねん、お前、おい。(倒れた山内を蹴る)
山内:痛い、痛い、痛い…。ちょちょちょ…!お前、絶対そんなんしたらアカンで。(本気ボケ)
濱家:するわけないやろ。どうもありがとうございました。もうええわ。
山内・濱家:どうも、ありがとうございました。